コピーの不思議Q&A|Ricoh Japan


コピーの不思議Q&A


「不思議だなぁ...」と思うことが、科学する心の第一歩です。みんなが毎日便利に使っている機械の内側には、そんな不思議の秘密がぎっしり詰まっています。「キッズのためのQ&A」では、タカハシ博士とコーラ隊長が、皆さんから寄せられたコピー機、プリンター、ファックスについての質問にお答えします。なぜだろう?不思議だなぁ!と思ったら、ここをクリックしてメールで質問を送ってください。


コピー機の部品に関する質問コピー機の部品に関する質問

中橋沙希さんからの質問:

「コピー機に付いているスピーカーには、どんな役割があるのでしょうか?」

コピー機には、コピーをとる人に機械の状態を伝えなければならないことが沢山あります。例えば...

  • 電源は入っているか?
  • 今はコピーができる状態か?
  • インク(トナー)はあるか?
  • 紙はどんな大きさが入っているか?
  • カラーコピーはとれるのか?

といったことを伝えなければなりません。

これらの情報を伝える方法としては、大部分が下の絵のような「操作部」というところで「文字」と「光」の組合せで伝えるようにしています。

操作部は、文字と光の組み合わせで情報を伝えます

操作部には、コピーをとる人に伝えなければならない情報が文字で書かれたボタンが沢山あります。 それらのボタンを押すと、光が点灯するようになっています。 この光は操作部の中にある発光ダイオードの光ですが、押したボタンが点灯することで、沢山のボタンからどのボタンを選んだのかが判るようにしています。

またコピー機の電源が入っているのか?入っていないのか?など、いちいち電源コンセントやスイッチを確認しなくてもコピー機の状態が判るようになっています(電源というボタンが点灯していれば電源が入っていることを示し、消灯していれば電源が入っていない、といったことが判るようになっています)。

この他にも、インク(トナー)が無くなったとか紙がなくなったとか、コピー機の様々な状態を操作する人に伝えるために、光が点滅(ついたり、消えたりして)するような使い方もしています。 以上は、文字と光を組み合わせて、コピーを取る人にコピー機の状態を伝える方法です。

そして、コピー機に付いているスピーカーの役割は、「音によって情報を伝えること」です。

スピーカーは電気の信号を音に変えるものですが、どんなときに使用されているのか、例を挙げてみましょう。

例えば、コピー機は電源をつないでスイッチをいれてからコピーがとれるようになるまで、少し時間がかかります。 コピーをとる準備ができた時には、「ピー」という音を出して、知らせてくれます。

光による合図はずっと操作部を見ていなくてはわかりませんが、音はコピー機から離れていても聞こえますから、コピー機の準備ができるまでコピー機のそばで待っている必要がありません。 その間、他の仕事をすることができます。

ファックスを受信した時や、トナーがなくなった時に、音を鳴らして知らせます また、ファックスなどの機械では、急ぎで送られてきたファックスに気がつかないでいると、取り返しのつかない場合がありますね。 さらに、インク(トナー)がなくなったことに気づかないでいると、大切なファックスの内容が写らないなどの困った状態になります。

ですから、ファックスが送られてきた時や、インク(トナー)が無くなった時には、「ピッ、ピッ」と音が鳴って知らせてくれます。 このように、音で機械の状態を知らせる時のために、コピー機にはスピーカーが備わっているのです。